天王寺マリアクリニック

ワキガを効果的に治す方法と改善策

目次

ワキガのメカニズム

ワキガのメカニズム

ワキガのメカニズムは、主にアポクリン腺と呼ばれる汗腺の働きにあります。アポクリン腺は、主に脇の下、乳輪、陰部などに存在し、通常の汗腺とは異なる分泌物を生成します。アポクリン腺から分泌される汗には、たんぱく質や脂質が多く含まれ、それが皮膚上の細菌と混ざり合うことで特有のにおいを発します。

ワキガの原因

皮脂と雑菌の影響

ワキガのにおいは、アポクリン腺から分泌される汗だけでなく、皮脂の分泌量とも密接な関係があります。皮脂は、皮膚の表面を保護する役割を担っていますが、過剰に分泌されると、皮膚上の雑菌が繁殖しやすくなり、においの原因となります。特に、ワキの下は汗をかきやすく、体温も高いため、雑菌が繁殖しやすい環境と言えます。

ホルモンバランスの影響

ワキガは、思春期や妊娠など、ホルモンバランスが大きく変化する時期に悪化することがあります。これは、性ホルモンのバランスが乱れることで、アポクリン腺の活動が活発化し、汗の分泌量が増加するためです。また、ストレスや睡眠不足などもホルモンバランスに影響を与え、ワキガを悪化させる可能性があります。

クリニックで行う効果的なワキガ治療法

ミラドライ

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波を利用して汗腺を破壊し、半永久的に汗とにおいを抑える施術です。

ミラドライは、従来の治療法に比べて、効果が長く、傷跡も小さく、ダウンタイムも短いというメリットがあります。ただし、保険適用外のため、費用が高額になる点がデメリットです。

ボトックス注射の効果

ボトックス注射の効果

ボトックス注射は、ワキガ治療に効果的な方法の一つです。

ボトックスは、神経伝達物質の放出を阻害することで、汗腺の働きを一時的に抑え、汗の分泌量を減らす効果があります。ボトックス注射は、比較的短時間で施術が完了し、効果もすぐに現れるため、手軽にワキガ治療を始めたい方におすすめです。ただし、効果は数ヶ月程度で、定期的な注射が必要となります。

剪除法(アポクリン腺切除手術)

剪除法(アポクリン腺切除手術)

重度のワキガや、他の治療法が効果的でない場合は、剪除法(アポクリン腺切除手術)が選択肢となります。アポクリン腺切除手術は、ワキの下のアポクリン腺を外科的に切除する手術です。手術によって、汗の分泌量が大幅に減少し、ワキガのにおいを根本的に改善することができます。ただし、手術には麻酔が必要で、傷跡が残る可能性もあります。

日常でできるワキガ対策

適切なデオドラントを使用する

適切なデオドラントを使用する

ワキガ対策には、適切なデオドラントの使用が不可欠です。

デオドラントには、汗を抑える制汗剤と、においを消す消臭剤の2種類があります。ワキガの場合は、汗を抑える効果と、においを消す効果の両方を持つデオドラントを選ぶことが重要です。また、自分の肌に合ったデオドラントを選び、継続的に使用することで、効果的ににおいを抑えることができます。

汗をこまめに拭き取る習慣をつける

汗をこまめに拭き取る習慣

汗をかいたら、こまめに拭き取るようにしましょう。

特に、夏場や運動後は、汗を速やかに拭き取り、乾燥した状態を保つよう心がけましょう。汗が乾くと、雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめな汗拭きはワキガ対策に有効です。汗を拭く際は、清潔なタオルを使用し、しっかりと水分を拭き取ることが大切です。

健康的な食生活を心がける

健康的な食生活の心がけ

食生活もワキガに影響を与えます。特に、高脂肪食の過剰摂取は、皮脂の分泌量を増やし、ワキガを悪化させる可能性があります。

バランスの取れた食生活を心がけ、野菜や果物、タンパク質をバランス良く摂取しましょう。また、水分を十分に摂取することも、汗の分泌を調整し、ワキガ対策に役立ちます。

セルフチェックで初期段階の対策

ワキガは、初期段階では自覚症状が乏しい場合もあります。そのため、セルフチェックを行い、早期に発見することが大切です。耳垢が湿っぽい、または衣類に特有のにおいがつく場合は、ワキガの兆候である可能性があります。

また、自分のにおいについて、家族や親しい人に聞いてみるのも有効です。客観的な意見を聞くことで、ワキガの症状を早期に発見できることがあります。

ワキガでお悩みの方は天王寺マリアクリニックにご相談を

ワキガでお悩みの方は天王寺マリアクリニックにご相談を

ワキガは、適切なケアと予防策を行うことで、症状を軽減し、日々の生活を自信を持って過ごすことができます。デオドラントの使用、汗をこまめに拭き取る習慣、健康的な食生活など、日常生活の中でできる対策を心がけましょう。

ワキガは、一度治ったとしても、再発する可能性があります。そのため、長期にわたるケアと改善策の実行が、ワキガの効果的な管理につながります。定期的なセルフチェックを行い、必要に応じて専門医に相談するなど、継続的なケアを心がけましょう。

天王寺マリアクリニックはワキガ・多汗症を専門としたクリニックになります。ワキガ・多汗症に関して無料カウンセリングを行っております。患者さまの現在の状況をうかがいながら、適切な治療をご提案いたします。
もし、お悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

医師監修

小林幸子先生

横浜マリアクリニック 院長

小林幸子先生

【経歴】

平成16年 獨協医科大学卒業

平成23年 横浜マリアクリニック開設(旧セシルクリニック)