大阪天王寺マリアクリニック

ワキガの原因を徹底解説!
臭いの予防法と対処法もご紹介!

目次

ワキガの基礎知識

ワキガとは?

ワキガとは?

ワキガは、アポクリン腺から分泌される汗が原因で発生する特有の体臭です。

アポクリン腺は、主に脇の下や陰部、乳輪などに存在し、通常の汗腺とは異なり、性ホルモンの影響を受けやすく、分泌される汗は油分やタンパク質を多く含んでいます。これらの成分が、皮膚表面の細菌によって分解される際に、独特の強い臭いを発するのです。

ワキガで見られる症状

ワキガで見られる症状

ワキガの主な症状としては、強い体臭や衣類の黄ばみが挙げられます。

体臭は、個人差がありますが、一般的には、汗をかいた際に、魚や玉ねぎのような強い臭いを発することが特徴です。また、ワキガの汗には、タンパク質が多く含まれているため、衣類に黄色いシミが付きやすいという特徴もあります。

ワキガの発症時期

ワキガの発症時期

ワキガは一般的に思春期から発症します。

それは、ホルモンバランスとアポクリン汗腺の働きに関係があるためです。思春期になると、ホルモンバランスが変化し、アポクリン腺が活発に働き始めます。そのため、思春期以降にワキガの症状が出始める人が多くいらっしゃいます。

ワキガの原因とは

遺伝的要素

遺伝的要素

親からの遺伝がワキガの原因の一つとなります。

アポクリン腺の発達や汗の分泌量、汗の成分などは遺伝的に影響を受けるとされており、両親どちらか、もしくは両方がワキガの場合、子供もワキガになる可能性が高くなります。しかし、遺伝子だけでワキガが決まるわけではなく、後天的な要因も大きく影響します。

性ホルモンの影響

性ホルモンの影響

性ホルモンが分泌することで発汗が促され、ワキガが発症しやすくなります。

特に、思春期や妊娠期など、性ホルモンの分泌が活発になる時期には、ワキガの症状が強くなる傾向があります。また、女性の場合、月経周期によっても汗の分泌量や臭いの強さが変化することがあります。

生活習慣と食生活

生活習慣と食生活

食生活の乱れやストレスなどもワキガの原因となります。

高脂肪食や高タンパク質食を多く摂取すると、汗の成分が変化し、臭いを強める可能性があります。また、ストレスは交感神経を刺激し、発汗を促すため、ワキガの症状を悪化させる可能性があります。さらに、睡眠不足や不規則な生活習慣も、体全体の代謝を乱し、ワキガの原因となることもあります。

ワキガのセルフチェック方法

耳垢の状態を確認する

耳垢が湿っている場合はワキガの可能性があります。

耳垢は、アポクリン腺から分泌される汗と皮脂が混ざり合ってできたものです。そのため、耳垢が湿っている人は、アポクリン腺の発達が良い可能性があり、ワキガになりやすいと言われています。ただし、耳垢の状態だけでワキガかどうかを判断することはできません。

衣服の脇の下の状態を確認する

Tシャツの脇部分に黄ばみがある場合は、ワキガ体質の可能性があります。

ワキガの汗には、タンパク質や脂肪酸などの成分が含まれているため、汗が乾くと黄ばみが残ることがあります。また、脇の下に汗ジミや臭いが残る場合も、ワキガの可能性があります。

家族の体質を確認する

家族にワキガの人がいると、遺伝的にワキガである可能性が高まります。

先ほども記述しました通り、ワキガは遺伝的な要素が強いため、家族にワキガの人がいる場合は、ワキガになる可能性が高くなります。ただし、家族にワキガの人がいなくても、ワキガになる可能性はあります。

ワキガの予防と対策

食生活の改善

食生活の改善

バランスの取れた食事を心がけることでワキガの発症リスクを減らせます。

特に、動物性脂肪や糖質の摂取量を控え、野菜や果物、海藻などを多く食べるようにしましょう。また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を多く含むヨーグルトや発酵食品を摂取することも効果的です。これらの食品は、腸内環境を整え、体臭を抑える効果が期待できます。

運動習慣を取り入れる

運動習慣を取り入れる

日常的に運動することで、体内の老廃物を排出しやすくなります。

運動は、血行を促進し、新陳代謝を活発にする効果があります。これにより、体内の老廃物が排出されやすくなり、汗の臭いを軽減する効果が期待できます。ただし、激しい運動は、発汗を促進するため、ワキガの症状を悪化させる可能性もあります。運動の際は、無理のない範囲で行うようにしましょう。

ストレスを溜めすぎない

ストレスを溜めすぎない

ストレスを溜めないようにすることで、発汗を抑えることができます。

ストレスは、交感神経を刺激し、発汗を促すため、ワキガの症状を悪化させる可能性があります。ストレスを解消するためには、適度な運動や趣味、睡眠など、自分に合った方法を見つけることが大切です。

アルコールとタバコの制限

アルコールとタバコの制限

飲酒や喫煙を控えることもワキガの予防に効果的です。

アルコールは、体内の水分を奪い、汗の分泌を促進するため、ワキガの症状を悪化させる可能性があります。また、タバコは、体臭を悪化させるだけでなく、発汗を抑制する効果もあるため、ワキガの予防には控えるべきです。

ワキガの一般的な対処法

脇汗をこまめに拭く

脇汗をこまめに拭くことで、細菌の繁殖を抑えることができます。

汗は、細菌のエサとなるため、汗を放置すると、細菌が繁殖し、臭いを強めてしまいます。こまめに汗を拭くことで、細菌の繁殖を抑え、臭いを軽減することができます。汗を拭く際は、清潔なタオルやハンカチを使用しましょう。

脇毛の処理

毛を処理することで、汗が溜まりにくくなり、臭いを軽減できます。

毛は、汗を吸収しやすく、細菌が繁殖しやすい環境を作り出します。毛を処理することで、汗が溜まりにくくなり、細菌の繁殖を抑えることができます。処理方法は、カミソリや脱毛クリーム、レーザー脱毛など、自分に合った方法を選びましょう。

デオドラントの使用

市販のデオドラントや制汗剤を使用し、臭いを抑えることができます。

デオドラントは、汗の分泌を抑えたり、臭いを消したりする効果があります。制汗剤は、汗の分泌を抑える効果が強く、ワキガの対策に効果的です。デオドラントや制汗剤を使用する際は、自分の肌に合った製品を選ぶことが重要です。

ワキガにお悩みの方は大阪天王寺マリアクリニックへ

ワキガにお悩みの方は大阪天王寺マリアクリニックへ

今回はワキガの原因と対策について解説しました。

悩んでいる方は、一人で抱え込まずに、まずはカウンセリングを受けることをお勧めします。マリアクリニックでは、無料カウンセリングを行い、患者さまのプライバシーに配慮した対応を心掛けています。適切な治療を受けることで、快適な日常を取り戻しましょう。

大阪や天王寺エリアでワキガや多汗症にお悩みの方は、お気軽にマリアクリニックにご相談ください。

医師監修

小林幸子先生

横浜マリアクリニック 院長

小林幸子先生

【経歴】

平成16年 獨協医科大学卒業

平成23年 横浜マリアクリニック開設(旧セシルクリニック)