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ワキ汗・多汗症治療

ワキ汗がひどい方は多汗症かも

脇汗を気にする女性

多汗症は、日常生活に支障をきたすほどの異常な汗の増加を引き起こす疾患で、特定の部位(わき、手、足、頭、顔など)だけでなく全身で発現することがあります。
この状態は、先天的な要因ではなく後天的な要因によるものであり、エクリン汗腺からの過剰な分泌が主な特徴です。多汗症の症状を軽減するためには、エクリン汗腺の取り除き手法が適用されます。

ワキ汗の仕組み

エクリン汗腺とアポクリン汗腺は、多汗症の主な原因としてよく知られていますが、特にエクリン汗腺の活性化が多汗症の根本的な要因です。

エクリン汗腺は、身体のさまざまな部位に広く分布しており、特に脇や手足に集中しています。この汗腺から分泌される汗は、ほとんどが水分で構成され、ほとんど臭いがありません。ただし、この無臭の汗が皮膚の常在菌と混ざることで、一般的な「汗臭さ」が発生します。このような状態は、他の人と比べて過剰な汗をかく状態を指します。

エクリン汗腺の数には個人差がありますが、過剰な汗の分泌は、エクリン汗腺が不必要に活性化している状態を示す可能性があります。

ワキ汗・ワキの多汗症の原因

原発性局所多汗症

多汗症の原因はまだ完全に解明されていませんが、遺伝的な影響や自律神経の乱れ、交感神経の活性化が関与している可能性があります。
報告によれば、汗腺自体には異常が見られないとされています。

続発性局所多汗症

続発性局所多汗症は、他の疾患や特定の状態が原因で起こる局所的な多汗症です。
この症状は、特定の部位での多汗症が他の疾患や外的要因によって誘発され、その病態や症状は基本的に他の原因に起因します。
外傷や手術後の合併症、神経系の疾患、他の部位での発汗低下による代償性発汗、内分泌疾患や薬物の副作用が、主な原因として挙げられます。

ワキ汗・ワキの多汗症の主な治療法

ミラドライ
ボトックス注射
料金 モニター価格で
145,000円
両わき77,000円
多汗症の効果 あり あり
ワキガの効果 あり 軽度あり
施術時間 2〜3時間 10分程度
効果 半永久的に継続 持続時間は約半年
傷跡 残らない 残らない
ダウンタイム 直後から
通常生活可能
なし
効果の実感 治療直後から 2〜3日後

ミラドライとワキボトックス注射を詳しく説明

ミラドライ治療

ミラドライの機器の画像

ミラドライは、Miramar Labs社によって開発された革新的な多汗症治療法です。マイクロ波技術を活用して、汗腺を効果的に焼灼・凝固させることで、多汗症やワキガの症状を改善します。

この治療法では、マイクロ波を使用して汗腺に熱を加えます。麻酔が使われているため、治療中にはほとんど痛みを感じません。皮膚表面は冷却システムで保護されており、周辺組織にはダメージがありません。

ミラドライは、剪除法と異なり、両脇を別々の日に手術する必要がなく、1日で治療が完了します。その効果は半永久的であり、治療後はわきがの臭いや過剰な汗分泌が軽減され、患者が快適な日常生活を送ることができます。

メリット
  • 一度の治療で半永久的に効果を実感できる
  • マイクロ波(マイクロウェーブ)を使用して破壊された汗腺は、再発しない
  • ワキの固定や安静の必要はなく、治療直後から通常の日常生活を送ることができる
  • 周りの人に気づかれずに悩みを解消できる
デメリット
  • 保険適用ができないため、わきが手術と比べて費用が高くなることも
  • 治療の効果は、医師の治療技術と知識によって個人差が生じることも

ボトックス注射

脇にボトックス製剤を注入する治療法で、脇汗の分泌を抑制して大幅に減少させる方法です。

極細の針を使って薬剤を数箇所に注入するだけの簡便な治療で、約10〜15分で完了します。治療後は当日からシャワーを浴びることができ、効果は約3~6カ月持続します。

手軽で簡便な治療法のため、年齢に関係なく多くの方に利用されています。

メリット
  • 注射のみなので気軽に受けられる
  • 治療時間が10〜15分程度
  • 即効性がある
デメリット
  • 治療効果の持続が3~6カ月のため、定期的に注射をする必要がある
  • 症状が重い方には効果がない場合がある

料金

ミラドライ

内容 料金
モニタープラン
両脇1回
145,000円(税込)
ダブル照射プラン
両脇1回
300,000円(税込)
保障付プラン
両脇1回+追加照射
410,000円(税込)

※麻酔・消耗品・内服薬・再診代等として別途、30,000円がかかります。

ワキボトックス注射

内容 料金
両脇1回 77,000円(税込)

※大阪天王寺院では行なっておりません。

記事監修 
小林幸子 医師

【経歴】
平成16年 獨協医科大学卒業
平成23年 横浜マリアクリニック開設(旧セシルクリニック)