ワキガ手術のデメリットは?後悔しないためのポイントを解説
ワキガ手術のデメリットは?後悔しないためのポイントを解説
目次
ワキガ手術の5つのデメリットは?
1.ワキガ手術後は痛みなどダウンタイムがある

ワキガ手術後には、一定のダウンタイムがあり、痛みや内出血などの症状が現れることがあります。特に剪除法のような皮膚を切開する手術では、術後に強い痛みを感じることがあり、傷口の腫れや内出血が数週間続くこともあります。また、傷口を保護するために圧迫固定が必要になり、腕の動きが制限されることもあります。
一方、ミラドライのような切らない治療法の場合、痛みや腫れは比較的軽度ですが、施術後に内出血や圧迫感を感じることがあります。これらの症状は時間とともに落ち着きますが、術後のケアを怠ると回復が遅れる可能性もあるため、適切なケアが重要です。
痛みを和らげるためには、医師の指示に従い、患部を冷やしたり安静にしたりすることが効果的です。ダウンタイムを考慮し、手術のタイミングを慎重に検討することをおすすめします。
2.ワキガ手術後の生活や仕事に影響がある

ワキガ手術後のダウンタイムによって、生活や仕事に影響が出ることがあります。特に剪除法のような皮膚を切開する手術では、術後に脇を固定する必要があり、腕を上げる動作が難しくなります。そのため、髪を洗うことができず、シャンプーを誰かに頼んだり、美容院で洗髪してもらう人もいます。
また、腕の動きが制限されるため、デスクワークでもキーボード操作がしづらく、接客業や力仕事では業務に支障が出る可能性があります。特に重い荷物を持つ仕事や、腕を頻繁に動かす業務に携わっている方は、一定期間休みを取ることを検討する必要があります。
一方、ミラドライなどの切らない治療法の場合、腕の動きへの影響は比較的少ないですが、腫れや圧迫感が数日続くことがあります。仕事や日常生活への影響を最小限にするためには、事前にスケジュールを調整し、回復期間を確保することが大切です。
3.ワキガ手術は2度手術が必要になる

ワキガ手術は、基本的に片脇ずつしか施術できないケースが多く、2回の手術が必要になることがあります。特に剪除法のような切開を伴う手術では、術後に腕を動かしづらくなるため、日常生活への影響を考慮し、両脇同時に行うのは難しいとされています。そのため、完治までに2回の手術を受ける必要があり、そのたびにダウンタイムを経験しなければなりません。
手術後は強い痛みや腫れ、内出血が生じ、数週間は腕を自由に動かせない状態が続きます。1回目の手術から回復したと思ったら、再び同じつらいダウンタイムが待っているため、精神的にも負担が大きいでしょう。また、仕事や日常生活に影響が出る期間が長くなり、スケジュール調整が難しくなることもデメリットの一つです。
片脇ずつの手術が必要かどうかは、医師の判断やクリニックの方針によって異なるため、事前に十分なカウンセリングを受け、リスクを理解した上で決断することが大切です。
4.傷跡が残る場合がある

ワキガ手術を受けると、術式によっては傷跡が残る場合があります。特に剪除法のような皮膚を切開する手術では、脇の下に数センチの傷ができ、術後の回復過程で赤みや盛り上がりが目立つことがあります。時間とともに薄くなることが多いですが、体質によっては色素沈着やケロイドのように目立つ傷跡が残るケースもあります。
また、術後の傷を保護するために圧迫固定を行いますが、適切なケアをしないと傷が開いたり、感染を引き起こしたりする可能性もあります。その結果、傷の治りが遅くなり、より目立つ跡が残ることがあります。
一方、ミラドライのような切らない治療法であれば、皮膚を切開しないため、傷跡が残るリスクはほとんどありません。傷跡をできるだけ残したくない場合は、手術方法を慎重に選び、医師とよく相談することが重要です。
5.ワキガ手術後も臭いが戻ることがある

ワキガ手術を受けても、臭いが完全に消えず、時間が経つと戻ってしまうことがあります。これは、手術の際にワキガの原因となるアポクリン汗腺を完全に取り除けなかった場合に起こる可能性があります。特に剪除法では、医師の技術によって汗腺の除去率に差が出るため、不十分な処置だと臭いが残ったり、再発したりすることがあります。
また、ミラドライのような切らない治療法では、一度の施術で十分な効果が得られない場合があり、数年後に臭いが戻るケースもあります。これは、アポクリン汗腺が部分的に残ってしまうことや、加齢やホルモンバランスの変化によって汗腺の活動が活発になることが原因と考えられます。
確実な効果を得るためには、経験豊富な医師のもとで手術を受けることが重要です。また、再発のリスクを考慮し、術後の経過観察をしっかり行い、必要であれば追加治療を検討することが大切です。
ワキガ手術で後悔しないポイントは?
ワキガ手術で後悔しないためには、自分に合った治療法を選び、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが重要です。術後のリスクやダウンタイムを理解し、納得した上で手術を決断することが大切です。
実績や経験のある医師がいるクリニックを選ぶ
ワキガ手術を成功させるためには、実績や経験のある医師が在籍するクリニックを選ぶことが非常に重要です。ワキガ手術は医師の技術によって仕上がりに差が出るため、経験の少ない医師が施術すると、汗腺の取り残しによる臭いの再発や、傷跡が目立つといったリスクが高まります。
クリニックを選ぶ際は、公式サイトで症例数や実績を確認し、口コミやレビューを参考にするのも有効です。特に、実際に手術を受けた人の体験談は、施術の効果やダウンタイムの程度を知る上で役立ちます。また、カウンセリング時に医師と直接話し、治療の方針やリスクについて丁寧に説明してくれるかも重要なポイントです。
ワキガ手術は一度受けるとやり直しが難しいため、慎重なクリニック選びが後悔を防ぐ鍵となります。信頼できる医師とクリニックを選び、納得のいく治療を受けることが大切です。
自分にとってどんな条件が譲れないが決めておく
ワキガ手術を受ける前に、自分にとって譲れない条件を明確にしておくことが大切です。たとえば、費用を抑えたいのか、痛みやダウンタイムを最小限にしたいのか、効果の持続性を重視するのかなど、人によって優先すべきポイントは異なります。
価格が気になる場合は、自由診療のためクリニックごとに費用が異なることを理解し、事前に相場を確認しておくことが重要です。また、術後の痛みが不安な方は、麻酔の種類やダウンタイムの長さをしっかり確認しましょう。さらに、ワキガを根本から解決したい場合は、長期的な効果が期待できる施術を選ぶ必要があります。
自分の希望を明確にすることで、クリニック選びの基準がはっきりし、後悔のない手術につながります。カウンセリング時に納得のいく説明を受け、慎重に決断することが大切です。
カウンセリングを複数受ける
ワキガ手術を受ける前に、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。クリニックによって施術方法や方針が異なるため、1カ所だけの話を聞いて決めてしまうと、自分に最適な治療を見逃してしまう可能性があるからです。
前項で考えた「価格」「痛み」「効果の持続性」など、自分にとって譲れない条件を満たせるクリニックを慎重に選びましょう。カウンセリングでは、手術のリスクやダウンタイムについて具体的な説明を受け、医師が信頼できるかを見極めることが大切です。また、同じ施術でもクリニックによって技術力やアフターケアに差があるため、口コミや症例数を比較することも重要です。
複数のクリニックを比較することで、自分に最も合った治療法を選びやすくなり、後悔のない決断につながります。焦らずじっくり検討し、納得のいく選択をしましょう。
ワキガ手術はどんなものがある?
ワキガ手術にはさまざまな方法があり、保険適用の手術を思い浮かべる方も多いですが、実は選択肢は複数あります。ここでは、代表的な剪除法(せんじょほう)とミラドライの2種類について解説します。
【保険適用】切るワキガ手術

切るワキガ手術で代表的な方法が剪除法です。この手術は、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除く方法です。腋下に切開を加えて汗腺を除去し、長期的な効果が期待できます。手術後は、ニオイの軽減や完全な除去が可能ですが、ダウンタイムがあり、傷跡が残るリスクもあります。また、手術部位の腫れや痛みが一定期間続くこともあるため、術後のケアが重要です。保険適用があるため、費用を抑えられる点が魅力ですが、傷跡や回復期間を考慮した上で、慎重に判断する必要があります。
切らないワキガ手術ミラドライ

切らないワキガ手術として注目されているのがミラドライです。ミラドライは、専用の機器を使って高周波のマイクロ波を汗腺に照射し、アポクリン汗腺を破壊する治療法です。剪除法とは異なり、切開を伴わないため、ダウンタイムがほとんどなく、仕事や日常生活への影響が少ない点が大きな特徴です。施術後の回復が早く、傷跡も残らないため、体への負担が少ないのが魅力です。さらに、繰り返し施術を受ける必要がないことも利点の一つです。
ミラドライのメリット
ミラドライは剪除法に比べてコストがかかりますが、その分、ダウンタイムがほとんどなく、傷跡も残らないなどの大きなメリットがあります。これから、剪除法のデメリットを覆すようなミラドライの利点について解説していきます。
ダウンタイムがほぼない
ミラドライの大きなメリットの一つは、ダウンタイムがほとんどないことです。剪除法などの切る手術に比べて、ミラドライは腋下に切開を加えず、特殊なマイクロ波で汗腺を破壊するため、手術後の回復が非常に早いです。施術後に腫れや赤みが出ることがありますが、通常は数日以内に治まります。また、傷跡も残らず、日常生活にほとんど支障が出ないため、仕事を休む必要が少ないのも大きな魅力です。激しい運動やサウナなどは避けるべきですが、それ以外は普段通りの生活を送ることができるため、忙しい人にも最適な治療法と言えるでしょう。
翌日から普段通りの生活が送れる
ミラドライの施術後、翌日から普段通りの生活が送れることも大きな魅力です。手術後のダウンタイムがほとんどなく、腋下に切開を伴わないため、傷口のケアに気を使う必要もありません。施術後には軽い腫れや赤みが現れることがありますが、通常は数時間から数日以内に治まり、その後は特別な休養を取ることなく、日常生活を送ることができます。仕事や学校に影響を与えることも少なく、普段通りの生活を維持しながら治療を進めることができるため、忙しい方にも非常に便利な治療法です。ただし、激しい運動や長時間の温熱を避けることが推奨されています。
傷跡が残らない
ミラドライの大きな特徴の一つは、ほとんど傷跡が残らないことです。ミラドライは、腋下に切開を加えず、特殊なマイクロ波でアポクリン汗腺を破壊する治療法です。そのため、手術後に縫合や切開を行うことがなく、術後の傷跡がほとんど残りません。施術後に軽い赤みや腫れが現れることがありますが、これも通常数日以内に治まります。傷跡を気にせず治療を受けたい方には、非常に安心できる方法です。また、施術が非侵襲的であるため、術後の回復も早く、見た目の不安が少ないのも魅力の一つです。
最短1時間で両脇の手術が可能
ミラドライは、最短1時間で両脇の手術が可能という迅速さも大きな利点です。施術は、腋下に切開を加えず、専用の機器を使ってマイクロ波を照射するため、非常にスピーディーに進みます。通常、両脇を同時に施術しても1時間ほどで完了し、その後すぐに日常生活に戻ることができます。忙しい方や時間に制限がある方にとっては、大きなメリットです。また、術後の回復も早いため、長期間の通院や大きな休養を必要とせず、効率的にワキガの治療が進められます。時間をかけずに効果的な治療を受けられるため、仕事や予定に支障をきたすことなく治療を受けることができます。
効果は半永久的
ミラドライは、汗腺を焼き切ることで、効果が半永久的に続くのが特徴です。マイクロ波による治療によって、アポクリン汗腺を破壊するため、一度汗腺が取り除かれると再生することはありません。そのため、施術後の汗や臭いの悩みが長期的に解消され、繰り返しの治療が必要ないことが魅力です。もちろん、加齢やホルモンバランスの変化などによって、わずかに汗腺が再活性化することもありますが、大半の方は一度の施術で十分な効果が得られます。ミラドライは、ワキガや多汗症の悩みを根本的に解決する手段として、長期間にわたり快適な状態を維持できる信頼性の高い治療法です。
ワキガ手術に不安を感じた方は天王寺マリアクリニックへ

ワキガ手術に不安を感じている方は、ぜひ天王寺マリアクリニックにご相談ください。マリアクリニックは、国内TOP10に入るほどの実績を誇るミラドライ導入のパイオニアです。豊富な経験と高い技術を持つ専門医が、あなたの悩みに寄り添い、最適な治療法を提案いたします。不安を解消するためにも、まずは無料カウンセリングにお越しいただき、疑問点や不安をしっかりと解消してください。私たちがあなたの快適な生活をサポートしますので、安心してご相談ください。
医師監修

横浜マリアクリニック 院長
小林幸子先生
【経歴】
平成16年 獨協医科大学卒業
平成23年 横浜マリアクリニック開設(旧セシルクリニック)
【経歴】
平成16年 獨協医科大学卒業
平成23年 横浜マリアクリニック開設(旧セシルクリニック)